将棋指しは王手飛車の夢を見るか

観る将であり指す将。将棋の話題と勉強のメモをつらつらと更新します。目標はアマ初段!

【王位戦】挑決リーグ紅組 村山慈明七段vs羽生善治竜王

王位戦挑決リーグ紅組は2回戦までが終了し、羽生竜王と村山七段が2連勝していましたが、その2人の直接対決がありました。

出だしこそ横歩取りでしたが、あれよあれよと前例を離れ、一気に力戦に。互いの飛車が左右に動き、歩を使ってちょっかいを出す捻りあいの将棋でした。印象では、先手の村山七段は飛車交換には応じないなど、所々でかなり慎重な指し手を選んでいたように思います。対する後手の羽生竜王は積極的で、銀を進めつつ、先手の2筋のわずかな隙を突いていく攻めの姿勢をはっきりさせていました。

中盤で後手の桂打ちをうっかりしていたと感想戦で村山七段が話されたそうですが、確かに先手玉に迫るように使いたい桂馬でしたから、左辺に使うのは盲点だったかもしれません。

形勢はそこから後手ペースで、随所で村山七段も後手陣に迫る手を指しますが、羽生竜王に正確に受けられて投了やむなしとなりました。

これで羽生竜王は3連勝。白組優勝者との挑戦者決定戦に大きく近づきました。前期で菅井王位から奪われたタイトルを取り返すべく、快進撃が続いています。