将棋指しは王手飛車の夢を見るか

観る将であり指す将。将棋の話題と勉強のメモをつらつらと更新します。目標はアマ初段!

【王位戦】羽生善治竜王vs谷川浩司九段

羽生ー谷川のゴールデンカードも今局で166局目です。王位戦紅組リーグはこの対局を終えると全員が2局消化したことになり、早くも挑戦やリーグ落ちの風向きが決まってきます。AbemaTVの解説の佐々木六段や山崎八段の話では、挑戦者決定戦に進む目安に4勝1敗、そしてリーグ落ちには2敗という数字が挙げられていました。羽生竜王は勝てば2連勝で、リーグ残留と挑戦者決定戦進出が視野に入ってきます。逆に谷川九段は負ければ2連敗になり、リーグ残留も怪しくなってきます。

戦型は角換わり腰掛け銀でした。3筋の歩のやりとりの後、2筋から飛車先を伸ばした先手羽生竜王は、後手の受けに対して銀を取って飛車を切る決断の一手でした。持ち駒の角を使って攻める考えのようでした。

先手に馬を作らせますが、後手も手に入れた飛車を打ち込んで竜を作りまずまず。ここで、羽生竜王は5九銀とさきほど取った銀を受けに使う柔軟な手を指しました。さらに奪った銀で後手陣を崩すと、右桂を跳ねていっきの寄せで羽生竜王が勝ちました。

王位・王座を失冠したときは不調が心配されましたが、竜王位を獲得してからは名人挑戦を決めるなどさらに強くなった印象の羽生竜王が、紅組で、村山七段と並んで2連勝としました。