将棋指しは王手飛車の夢を見るか

観る将であり指す将。将棋の話題と勉強のメモをつらつらと更新します。目標はアマ初段!

【NHK杯】決勝 山崎隆之八段vs稲葉陽八段 改め

昨日はとりあえずということで結果だけを確認しましたが、その後、録画していた放送を見ました。

両者の早い指し手からオーソドックスな横歩取りになるかと思いきや先手の山崎八段は3四の歩を取らず2九と引き、後手の稲葉八段が横歩を取ることになりましたが、これはいわゆる横歩取らせというやつでしょうか

中盤は両者の飛車角が番中央で主張しあう派手な展開で、特に互いに相手の飛車をどんどん狭くしていくのと、それに対応するのとが見ごたえがありました。

打開に成功したのは山崎八段で、後手陣に龍馬を作ることができ、谷川九段の解説でも先手優勢とされました。しかし稲葉八段もA級棋士の底力を見せ、持ち時間を使い切り一手30秒の山崎八段に考えさせるような手を指しながら攻めます。山崎八段は積極的に攻める筋もあったかと思いますが、勝ちをしっかり呼び込むかのような丁寧な自陣のケアをかかさず、どっしりと、しかし確実な攻めでそのまま勝ち切ることとなりました。

早指し棋戦ならではのスピード感のよい一局でした。