将棋指しは王手飛車の夢を見るか

観る将であり指す将。将棋の話題と勉強のメモをつらつらと更新します。目標はアマ初段!

【順位戦】C級1組10回戦

先日、藤井五段が昇級を決めたのが記憶に新しい順位戦。来期は藤井五段が来てどんな活躍が見せるのか。そのC級1組は、実に恐ろしい若手有望株たちがひしめき合う激戦場なのです。

コンピュータ将棋を研究に積極的に取り入れることで有名で、かつ棋王戦にも挑戦経験のある千田六段。

軍曹の異名で親しまれ(ネット上)、激辛な指し手と千日手を問わない将棋の鬼である永瀬七段。

盤外でも愛されキャラである一方、将棋は本格派で、あの藤井五段の連勝記録を止めた佐々木勇六段。

この三人がトップ3を占め、他には近藤誠五段や阿部健六段など、気鋭の若手が多くいて、昇級枠二名という狭き門をくぐるべく争っています。

10回戦を迎えて昇級にもっとも近付いているのは、ここまで全勝で快走する千田六段です。前期成績による順位二位も、たとえあと2局で一敗しても効果が期待できます。今局に勝てば自力での昇級が決まるため、気合いが入っているでしょう。

続くのは一敗勢の永瀬七段、佐々木勇六段、高崎六段、近藤誠五段です。永瀬七段や佐々木勇六段は持ち順位はそれぞれ一位、六位と悪くはありませんが、あと一敗すれば昇級が危うくなります。

以上のような状況で迎えた10回戦でした。

上位勢の直接対決は、近藤誠五段対永瀬七段のみで、上位陣が僅差の中、各棋士が確実に勝つことが必要とされたなか、比較的早く終局したのは千田六段と塚田九段の一戦でした。千田六段はこの対局でもしっかり勝ちきり、ここまで全勝でB級2組への昇級を決めました。

そして高崎七段、佐々木勇六段も勝利し、昇級の目を残します。

そして日付が変わって0時4分に、近藤誠五段が投了。一敗を維持したのは、永瀬七段、佐々木勇六段、高崎七段のみとなりました。

昇級の残り一枠を巡っては、永瀬七段が自力昇級の可能性があるのみです。ただし、今期も持ち順位が最終的な結果に結びつきそうなことを考えると、来期のために少しでも良い順位を狙って、最終局も死闘が予想されます。