将棋指しは王手飛車の夢を見るか

観る将であり指す将。将棋の話題と勉強のメモをつらつらと更新します。目標はアマ初段!

【叡王戦】準決勝 金井恒太六段が勝って決勝へ

叡王戦の段位別予選から、千田六段、永瀬六段を倒して本戦入りして、さらに佐藤天彦名人と佐藤康光九段を倒してここまで来た金井亘太六段。

名前こそは知っていたものの、このタイトル戦まで、対局する姿をじっくり見たことは有りませんでした。

「貴公子」とニコ生でニックネームが舞うように、真摯な振る舞いが印象的で、今回の叡王戦が大番狂わせと言われる所以となる存在の一人でしょう。

失礼な評価になりますが、やはりここまでの快進撃を予想できたファンはあまりいなかったのではないかと思います。今日はもちろん、一つ一つの対局が、金井六段にとって挑戦であったはずです。

将棋に限らず、ファンというものはストーリーを求めます。王者の貫禄、新人の活躍、功労者が報われるとき、因縁の対決。羽生竜王がかつて逃した永世竜王に改めて挑戦することになったり、今は亡き米長先生のことを聞かれ目を潤ませた王座奪取直後の中村王座。今度こそとファンも固唾をのんだ木村九段の王位戦挑戦。

そうして金井六段を改めて知った今日、遅ればせながら1ファンとして、彼のストーリーが始まりました。

叡王戦、素晴らしい対局でした。番勝負が楽しみです。